タブーを破ると災いが自分に降りかかる

親父が何か言おうとすると皆が静かに首を横に振る親父はそこで気づいた。
これはタブーに類することなのだと。
昨夜親父の所へ行ってきた訪問者が何者なのか祖父の死体を荒らしたものは何なのか。
その問いには誰も答えられない誰も口にできないそういうことになっているんだ。
村の年寄りは親父にそう言ったそうだ。
今でも祖父の親友は野犬に襲われたことになっている。
なんでいつも何か得体のしれない物に襲われたときは野犬という事になるのかがわからない。
明らかに野犬の仕業ではないという事はわかるのに。
この近くには虎やライオンはいない。
本当にこれら猛獣と同レベルのものが襲ったという事は一目瞭然なのに誰も信じてくれる人がいない。